BlenderKitとは?
BlenderKitは、Blender専用の無料/有料アセットライブラリを直接Blender内で利用できるアドオンです。素材を探すために外部サイトを開いたり、ダウンロードしてインポートする手間を省き、ワンクリックでモデルやマテリアルをシーンに追加できます。
公式サイト:https://www.blenderkit.com
※使用条件、著作権の取り扱いについては各データのライセンスをご確認ください。
利用可能なアセット数(2025年10月時点)
BlenderKitのライブラリ規模は非常に大きく、以下のような内訳となっています。
- Free Plan:49,569点
- Full Plan(有料):102,335点
カテゴリ別内訳
- モデル(Models):59,194点
- マテリアル(Materials):26,756点
- HDRI:8,160点
- シーン(Scenes):3,517点
- ブラシ(Brushes):4,578点
- アドオン(Add-ons):231点
家具やインテリア、キャラクター、自然オブジェクトから高解像度PBRマテリアル、HDRI環境まで幅広く揃っており、建築パースやプロダクトCG制作に強みを発揮します。
主な特徴
1. 豊富なアセットライブラリ
- 3Dモデル:家具、人物、車、植物など
- マテリアル:金属、木材、布、コンクリートなど
- HDRI環境:リアルなライティングに活用可能
- ブラシ:スカルプトやテクスチャペイント用
特に、高品質なPBRマテリアルや即使える家具・小物類が多く、プロのビジュアライゼーションや建築パース制作にも有効です。
2. Blenderとのシームレスな統合
- 「アドオン」として標準UIに統合されるため、検索・プレビュー・配置までをすべてBlender内で完結できます。
- モデルやマテリアルはドラッグ&ドロップで追加可能。
3. 無料と有料の使い分け
- 無料ユーザー:基本的な素材を制限付きで利用可能。
- Proプラン(有料):高解像度素材、商用利用、オフライン保存、フルアクセスが可能。
4. アセットのアップロード機能
- 自作モデルやマテリアルをBlenderKitに公開し、販売や配布することも可能。
- 作者ごとに評価やダウンロード数が表示され、マーケットとしての側面もあります。
導入方法
- Blenderのアドオン設定から有効化
- Blender本体に最初から付属しています。
- 「編集」→「プリファレンス」→「アドオン」→
BlenderKit Online Asset Library
を検索して有効化。

- アカウント作成(任意)
- 無料利用なら不要。
- Proプランやアセット公開を行う場合はBlenderKitのアカウントが必要です。
- 検索して使用
- 3Dビュー左側に専用タブが追加されます。
- キーワード検索で必要な素材を探し、ドラッグ&ドロップでシーンへ。


ドラック&ドロップで簡単にマテリアルを適用できます。


オブジェクトも簡単にインポートすることができます。
メリットとデメリット
メリット
- Blenderから離れずに素材を入手できる。
- 即戦力となる高品質アセットが多い。
- 自作アセットを販売できる。
デメリット
- 無料素材は数に限りがある。
- 高品質モデルはProプランが必要。